剥き出しの愛「花の窟神社」

御祭神 伊弉冉尊(イザナミノミコト)
    迦具土尊(カグツチノミコト)


国産みの神である伊弉冉尊(イザナミノミコト)と、誕生の時に自らの炎で母である伊弉冉尊(イザナミノミコト)を亡くしてしまった迦具土尊(カグツチノミコト)が御祭神です。

熊野三社は伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉冉尊(イザナミノミコト)、素戔嗚尊(スサノオノミコト)の三柱がそれぞれの神社で主祭神とされていますが、熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社とも他の二柱を勧請し、三柱すべてに参詣できます。しかし、花の窟神社では伊弉冉尊(イザナミノミコト)以外の二柱を勧請していません。


私の勝手な推測になりますが、妻を死なせたことに怒った伊弉諾尊(イザナギノミコト)が迦具土尊(カグツチノミコト)を討った伝承のせいかもと思いました。神様の心情を私ごときが推し量ってはいけませんが、罪もなく親の愛を知らぬまま逝った迦具土尊を母である伊弉冉尊の真ん前に祀る境内は”憐憫”よりも”愛情”を感じます。

御神体の大きな岩は、台風で一部が崩れ落ちたと言いますが、いまなお威風堂々とそびえ立ちます。そびえ立つにも関わらず迦具土尊の御神体である巨石を背に巨岩を見上げますと威容よりも包容力を感じます。

祓へ給え浄め給え神ながら守り給え幸へ給え

簡単な祝詞を口ずさみお参りしましたが、巨岩と巨石に囲まれた空間はなんとも居心地が良くて、呆けるような笑顔で長居をしておりましたら、ちょうど木漏れ日が差し込んできて思わず”何か”に感謝しました。日々のストレスや因果に気持ちがやや疲れ気味でしたが、負の感情を祓い浄めていただきました。

花の窟神社を”御陵”としてお参りした後は、近くにある産田神社にも参詣します。”産田”とは産まれた所を意味し、伊弉冉尊(イザナミノミコト)が迦具土尊(カグツチノミコト)を産んだ場所と伝えられます。時間が許せば両社をお詣りするのが良いと思います、さすれば心は愛と勇気で満タンです。

余談ですが、産田神社の鳥居の前に”さんま寿司発祥の地”と書いてある柱が立っていましたが、あいにく訪れた時刻が遅くさんま寿司は売り切れていました。残念ながら愛と勇気ではお腹は満たせませんでした。

私にとっては本当に良い神社だと感じましたので、税理士事務所を開設した際に御神符を頂きに参りました。

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