相続対策を始める時期
相続対策は年齢・既往症・家族構成・財産の種類・財産の金額などによって、始める時期は異なると思います。ただ、「いつからすべき」なんて目安はあったとしても、「いつでなければならない」なんて期日のないものですから、多くの場合は”遅く”なってしまう事が多いような気がします。仮に年齢が50歳台だったとしても会社経営者であれば、現状における会社の株価や不動産の所有状況からまとまった額の相続税が算出されるようなら、最低、納税資金となる生命保険や換価しやすい財産を考えておくことが家族に不幸中の幸いを遺せるのだと思います。
60歳や70歳台なら、健康診断や人間ドックでひとつやふたつは不調を指摘されていると思いますが、「いやいや脂質異常なんて、ずっと言われているから大丈夫」とか「糖尿病も怖いけど、まだ酷くはないし」とか「現役時代から熱っいサウナと水風呂でリフレッシュや」なんて、衰えていく体力と体調のバランスを楽観視してしまいがちです。昔の職場では定年後の数年間で亡くなる人が多かったように感じていました、お酒が起こした事故もありましたが、脳や心臓に血栓が飛んだ方もいました。歌手の中山美穂さんの死因がヒートショックと聞き、今では手足から順次温めるようにしていますが、以前は冷たい身体で飛び込む熱い風呂が好きでしたから、知らないと対策を講じる事もできません。

80歳を超えてくると、「そろそろ考えないといけないかな」なんて、方も多く出始めます。「贈与税の基礎控除額は110万円だから子供が3人いれば、1年で330万円は無税で贈与できるから10年間で3300万円は財産を減らせる」なんて、思惑をお持ちではないですか?この10年間で年金収入や役員報酬、賃料などで増加する財産は考えていますか?遺産を取得する相続人に対する贈与加算なんてご存じですか?
それでも、相続税対策を始めるのに「効果が薄れても、遅いという事は無い」と思います。沖縄で水道の導水管が破裂して大変なことになっているとニュースで見ましたが、1967年敷設のものであったと知りました。55年以上も前に敷設したものでしたが、危険に対して楽観的だったのでしょうか?色々と知っていても対策は遅れる事があるようですが、知っているに越したことはないと考えます。



