長岳寺で地獄を見ました
先日、奈良県天理市の石上神宮に行った折にボランティアガイドさんから「長岳寺も見ごたえのあるところですよ」と教えていただき、昼時の食堂の混雑を回避するようなか軽い気持ちで車を走らせましたが、この判断が寺社仏閣巡りを好きな身としては大正解・・でしたが昼食をお目当てのラーメン屋と決めていた点では大失敗の寄り道となりました。たどり着いたお寺は思いのほか大きく参道には「その時期だったらキレイのだろうな」と確信できるあじさいやつつじが植えられています。拝観料を払い境内に進みますと、何やら途中の看板で見た「大地獄絵」が開帳されている本堂が現れますので、境内の散策は後回しにして参拝を行います。

私たちは何の前知識も期待もなく参拝に訪れたのですが、本堂の中には意外にも多くの人が居て、「これが地獄絵」とすぐに分かった掛け軸九幅の拝観が目的と思ったのですが、すぐに地獄絵を上回る”見もの”に出会います。13時になりご住職が登場すると中に居られた人たちが掛け軸付近に集まります。中にはメモ帳とペンを用意しだす方もいて、私は何事かと思っていたのですが、長年大阪に住んでいますとチャンスを察知する能力が長けているのか妻と友人はいつの間にか最前列で座っていました。

「日によっては15分から30分くらいでまとめるのですが、今日はフルバージョンで話してしまいました」と、講話の後に言われたとおり地獄絵の掛け軸について60分を超える長い解説をしていただきました。先日、映画「国宝」を観てきましたが、話が面白いと3時間を長いと感じなかったように、住職の話は緩急や起承転結が巧みで畳の上で座り続けた足の痛みがなければ「あっ」と言う間だったと思います。
僅かな心づけをさせていただいたところ、大地獄絵の解説書をもらいましたので、住職に「ブログに書いてもかまいませんか?」と聞いたところ快諾してもらいましたので紹介しました。
「正しく生きる」
住職の話を私的にはそう理解しましたが、各々がどう捉えるかと言うのはそれぞれの判断に委ねられるのでしょうね。本堂の出口でボランティアガイドの方から鐘撞堂を教えてもらい境内の散策を兼ねてゴーーーーーンと長い響きで、正しくない行いを(たぶん)浄化させてきました。

ただ、住職の話が予想を上回る長尺だったので事前に調べたラーメン屋がまさかの15時閉店で泣きました。


